熊本地震20

《♯熊本地震 from西原村 No.20》

【築130年 再建考】 大分県中津市で伝統工法を手掛ける橋本総合建設・橋本洋一代表に2016年5月12日、「大規模半壊」と判定された我が家を見ていただいた。
熊本地震で増築部分の祖母の隠居部屋(6畳2間)と玄関が壊滅した我が家。伝統工法で建てられた築130年の母屋は「3センチの傾き」と診断された。
隠居部屋は解体必至だが、橋本さんによると、母屋は「柱や梁にずれがなく、土壁の剥落もないので、大きな問題はないだろう」とのこと。
ただ再建に向けては、母屋全体を引っ張って3センチの傾きを修正したり、筋交いを入れたり…。どういう部材を使うかによっても、その費用が大きく変わってくる。
畳を上げて床下に潜り、居間下のほぞから外れた横木を即座に直した橋本さん。居間に堀炬燵、台所に囲炉裏、座敷横の部屋にお蚕さんを暖めるための炉が切ってあることも確認してくれた。かつての、こうした「暮らしの知恵」を復活させれば、より楽しい家になるかもしれない。
罹災証明は5月11日、役場に発行を申請した。18日以降に発行される見通しだ。解体費用の補助金の交付などに不可欠な罹災証明。それが再建への号砲となる。どう再建すべきか、慎重に考えたいと思う。

熊本地震20